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毎年春先になると春闘のニュースが新聞を賑わします。
ところで、外国には春闘はありません。日本では毎年あるのが当然になっているベースアップを含む労働協約の改訂がないからです。その代わり、雇用確保や失業率の上下が大きなニュースになります。日本でも、産業の空洞化、リストラ、外国人出稼ぎ労働など、直接的に日本人の雇用を脅かす問題が噴出してきて、実際、失業率も上昇し、新卒者の就職難問題が生じたりして、雇用確保がニュースになるようになりました。
海上労働の世界では、一足早く雇用の海外流出が始まり、1船当たりの乗組員数が減少した事もあって、日本船員は著しく減少いたしております。
私達SECOJは、全国各地で毎年70回ほどの講習を行い、皆様が各種海上資格を、また、一部陸上資格を取得するお手伝いをしています。
資格を取れば雇用が終身保証されるとは言えない現在の雇用情勢ですが、日本人と外国人、共に無資格者がおり給与差が10対1である場合、法制や組合契約が防護壁になっていても、雇用は次第に外国人に流れます。免状保有者であればこそ、法制もこれを擁護し易く、雇用主も納得して日本人を雇用する事が出来るというものです。
受講料は全て無料です。この際、ぜひ、SECOJの訓練に参加し、技術をみがき、資格を獲得し誇りをもって働こうじゃありませんか。

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(財)日本船員福利雇用促進センター

理事長 001-3.gif (5855 バイト)

 

 

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